7月公演演目の作曲家J.M.ルエラについて

第55回定期演奏会まで一カ月となりました。

さて、今回はプログラムにあるJ.M.ルエラとはいったいどんな作曲家なのでしょうか? 少し調べてみました。

ホセプ・マリア・ルエラ(Josep Maria Ruera 1900~1988)バルセロナ生まれ。

9歳のときに郊外のグラノリュースに移住し生涯そこで過ごした。 グラノリュースから奨学金を得て、バルセロナ市立音楽院とリセウ高等音楽院で作曲をエリック・セレーラに、管弦楽法をホアン・バティスタ・ランバートとホアン・ラモーテ・デ・グリニョンに学んだ。

そして特筆すべきことは、ルエラは古代ギリシャ音楽に深い関心を寄せていたそうです。

そのため四音音階が使われていて独特な和声が出てきますが、親しみやすく美しい舞曲が多くあります。

今回のプログラムの他に、交響詩、弦楽四重奏、『ピアノのためのサルダーナ集』など多くのカタルーニャ地方の音楽を作曲しています。

そして、『フルートとピアノのための「瞑想」』は、な!なんと!日本初演です!!

哀愁があり、どこか懐かしさを感じさせるとても素敵な曲です♪

酒井佳子さん(バルセロナ・フルートオーケストラ)のフルート独奏とムジカ・クオーレとの共演をお楽しみください。

MUSICA-CUORE Flute Ensemble

ムジカ・クオーレ フルートアンサンブルは、宮本明恭氏が編曲・指揮を手掛け、フルートの可能性を広げるべく結成されたプロの演奏団体です。 1993年より行ってきた定期演奏会は既に50回以上となり、 常にシンフォニックな響きを追及してきました。 表現力の豊かさと多彩な音色の変化に定評があり、今後の発展が多いに期待されています。

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